60周年を迎えて
掛川地区更生保護女性会会長 佐藤 穎子
歴史ある「掛川地区更生保護女性会」 は、 この度、 結成60周年を迎えました。
昭和 39 年に「西小笠地区更生保護婦人会」 として発足し、 その後、平成17年に1市2 町(掛川市、 大東町、 大須賀町)の合併に伴い、新たな 「掛川市」 が誕生したことにより、 会の名称を「掛川地区更生保護女性会」 と変え、 現在に至ります。
さて、本会の現在の活動の中で、大きな柱の一つとなっている、 「冠講座」ですが、 戸塚 久美子氏の発案により、 「(命が大切)、 (家庭が大事)」を市内の高校生に伝えたい思いでは じまり、現在では、県内各地区にもこの 「冠講座」 の取り組みが広がっています。
会員の中には、高校生の時、 「冠講座」を受講し、 更生保護女性会の存在を知ったという 方もいます。
記念誌の発行に向け、 沿革を調べている中で、 以前お世話になった方や、知人の名前を みつけ、なつかしさのあまり電話までしてしまいました。
歴代の会長をはじめとして、 理事、 会員の方々が今日まで、 更女の信条に基づき、 引き 継がれてきた活動を、次世代に伝えていきたいと思っています。
時代に即応した地域の人々との絆を深め、 犯罪や非行の起きにくい社会、孤立した人を つくらない社会を目指し、安心安全な暮らしができるように、皆で進めてまいりましょう。
末筆ながら、60周年記念大会の開催に際し、更女会諸先輩方、保護司会はじめ他団体の 方々のお力添えをいただきましたことに感謝申し上げます。