「結成五十年を迎えて想うこと」

掛川地区更生保護女性会 元会長 栗田登子様

 掛川地区更生保護女性会結成五十周年の記念の年を迎えられ、お慶び申し上げます。
振り返りますと、平成十六年には静岡県更生保護女性連盟と改称されました。
掛川地区の代表を平成十七年・平成十八年と務めさせていただきました。
これまでの諸先輩の方々のご活躍、ご苦労があったからこそ、五十年という歴史ができたのだと想います。末永く守り受け継いでいくことこそが、私達の使命ではないでしょうか。
更女の活動は、犯罪のない地域社会を目指し、罪を犯した者の社会復帰の為の更生支援をする会ですので、温かい心で接し社会を明るくする運動や、少年の家等の更生施設への支援活動をしたり、保護司・民生委員の方々と連携を取り合いながら疎通をより深め大切にし、更生保護の心を地域に広めていっていただきたく思います。
又同時に、更女の活動は県内外の更生施設への訪問・慰問をすることです。これは更女へ入会していないと参加することは難しいと想います。だからこそ慰問などされたことのない方はぜひ参加していただきたく思います。
中へ入ってみますと、いろいろなことに出会い本当に勉強になると思います。自然と何か私達に出来ることがあるのではないかと云う温かい気持ちになることは確かです。これこそ“更女の心情“だと思います。
結びに、これまでの永きにわたる活動が益々発展されることをお祈り申し上げます。