「私達を支えているもの」

掛川市地区保護司会長 榛葉孝一様

 更女会、保護司会の連携は何十年と続いていると思いますが、私は掛川市の合併後に更女会との関わりを多く持っています。7月の社明運動、11月の矯正施設視察、1月の新年合同研修等、今日まで私達を大いに育ててくれました。新年研修(御前崎)は掛川更生保護大会に代わり2年目、内容も明るい地域づくりへの貢献活動を目指して居ります。
また矯正施設視察も両会には大切な事業となって居ります。平成17年、安曇野市(鐘の鳴る丘、有明高原寮)を視察しました。施設はフェンス、格子もなく、地域からは温かく見守られているとの事、私達の信条を見た思いがしました。
そこで感動した生徒の作文です。
『面会に来てくれた父・母と初めて握手をした。父の手は冷たく、母さんの手は震えていた。父さんの涙を初めて見た。反発ばかりしていた母さんに「頑張るよ」と素直に言えた。何かが変わったと思った。渡り廊下で空を見ると白い雲が浮かんでいた。涙が止まらなかった。父さん、母さんごめんなさい。』
私達は今このような少年達と向き合っていることを自分の誇りとしてこれからも働いて行きたいと思います。