更生保護を考える市民茶会を開催いたしました

10月3日金曜日、秋の晴れた一日、市内大東地区にあります文化施設「シオーネ」にて50年記念事業は、約90人の参集のもと無事終了致しました。
御来賓は、健康福祉部長様、保護司会会長はじめ役員様、県更女連盟会長様でした。
会員以外の方々も20人程お見え下さり、「更生保護女性会ってよいことをされているのですね。」という言葉を頂戴したり、ホームページの説明をしながら活動紹介できたことは良かったと思いました。
今後とも市民の皆様にご協力頂ける活動とするために、開かれた組織として啓発に努めていきたいと思います。の事業実行委員会の皆様、会員の皆様ご協力ありがとうございました。
会長挨拶

H26.10.4.静岡新聞
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H26.10.4.中日新聞
H26.10.4.中日新聞

(10/3)更生保護を考える市民茶会

掛川地区更生保護女性会は設立50周年を迎えます。
それを記念して、お茶会を開き広く市民の皆様に更生保護について考えるお時間を共有していただきます。
お茶券は煎茶席と紅茶席、2席で300円。
当日券は30席用意してございます。

ご希望の方は、会場までお越しください。

会場:掛川市文化会館シオーネ(地図
日時:10月3日 13:00~16:00

 「私達を支えているもの」

掛川市地区保護司会長 榛葉孝一様

 更女会、保護司会の連携は何十年と続いていると思いますが、私は掛川市の合併後に更女会との関わりを多く持っています。7月の社明運動、11月の矯正施設視察、1月の新年合同研修等、今日まで私達を大いに育ててくれました。新年研修(御前崎)は掛川更生保護大会に代わり2年目、内容も明るい地域づくりへの貢献活動を目指して居ります。
また矯正施設視察も両会には大切な事業となって居ります。平成17年、安曇野市(鐘の鳴る丘、有明高原寮)を視察しました。施設はフェンス、格子もなく、地域からは温かく見守られているとの事、私達の信条を見た思いがしました。
そこで感動した生徒の作文です。
『面会に来てくれた父・母と初めて握手をした。父の手は冷たく、母さんの手は震えていた。父さんの涙を初めて見た。反発ばかりしていた母さんに「頑張るよ」と素直に言えた。何かが変わったと思った。渡り廊下で空を見ると白い雲が浮かんでいた。涙が止まらなかった。父さん、母さんごめんなさい。』
私達は今このような少年達と向き合っていることを自分の誇りとしてこれからも働いて行きたいと思います。

「私の感じたままに」

掛川市地区保護司会相談役 後藤林市様

更生保護女性会50年の長き歩みは茨の道を乗り越えてのプロセス、女性会方々のご苦労に感激を新たにします。
時世は激しく、安気で居られないほど様々変動ある昨今です。
私が保護司拝命戴いた、平成5年当時は大正、昭和一桁の方々が中心であり、ワンマンでしたが秩序ある和の取れた明るい保護司会でした。
現世の事件が、残酷で無慈悲な仕打ちであり、心痛幾ばくか更生保護女性会皆様の持つ熱い心情と温情、目差しで明るい犯罪の無い街づくりに、保護司会との心が通じ合える相互の連携プレーを繰り広げ限りなく発展してゆく事を祈願しご挨拶とさせて戴きます。

「更生保護女性会に期待」

元掛川市地区保護司会長 大村正治様

 会員の皆様の日頃の更生保護活動に、一市民として感謝申し上げます。
昨今の社会犯罪には大変憂いを抱く事件が発生しています。特に犯罪者の低年齢に心配があります。又発生する事件・事例で特に憂慮し、青少年の家庭での教育に問題があると思い、改めて重視する必要を感じます。新生児の愛しく、清らかな姿を思い浮かべ健全に育つべく、子どもや青年達が犯罪者として想像する事が出来得ません。幾つかの原因の中で私の保護司在任中に感じた事は、若者や幼児や子ども達の生活の場である家庭にあります。改めて家庭内における生活環境が重要になり、発育時の家庭生活や子どもと両親の接触、家族兄弟姉妹との強い絆を再構築の必要があると思います。
日常生活の中で、地域住民の生活の様子を温かい目と心で接する事の出来る、更生保護女性会員の皆様に地域のリーダーとして、また母として活躍され、又犯罪者の更生保護の目的である更生と再犯防止に御期待申し上げ、会員の皆様の地域社会のために益々のご活躍を祈念して筆を擱きます。

「更生保護女性の会50周年おめでとうございます」

元掛川市保護司会会長 増田徹禅様

更生保護女性の会50周年おめでとうございます。女性会発足当時、なかなか婦人の方からの理解が深まるまで時間が掛かったと思われます。何を活動して良いかわからず、しばらくの間は、保護司会の女性部のような形で活動されておりました。その間 保護司の人や、婦人の方から自主的な活動をしたいという声が出て来て、何回も会合を持ち、まず地域から青少年健全育成、非行防止、社会を明るくする会等の活動に参加するようになり、自主的活動が地域社会に貢献されました。それと同じくして、更生婦人会より、女性の会と名称変更されたと思います。50年と言えば長い間の積み重ねです。歴代役員の方々の努力を忘れてはなりません。やさしさと思いやりのある更生保護女性会は、今、地域社会に必要です。社会貢献活動に努力してください。

「掛川地区更生保護女性会50周年に寄せて」

元掛川市地区保護司 綱取静男様

掛川地区更生保護女性会が50年間の歩みを経て、一段と時代に即した活動を展開できる可能性ができたと拝聴し、大変嬉しく思います。私は昨年を以って16年間の保護司を退任しましたが、在任中に女性会の皆様の勉強会や研修を通して培った社会貢献や犯罪抑止に関する知識や実践行動のあり方は、非常に心強く感じておりました。今後の更生保護活動は多岐に亘り、益々その重要性が要求される事が明らかです。ご健闘をお祈りします。

「思い出」

元掛川市地区保護司 宮川れい様

昭和55~6年頃の事と思いますが、先輩の中根とよさんよりお電話で、静岡少年院(現在の駿府学園)より浴衣地が五反来て少年院の盆踊りまでに作るようにとの事、皆さんで作りましょうと言われ、大角幸子さん、棒葉方子さんと私の4人で現在の図書館が建つ前の市役所別室のような狭い和室で汗をかきながら手分けして仕立てて送ったことを思い出しました。
更女の皆様方は保護司さんと共に社会を明るくする運動にご活躍の様子、テレビ新聞等で知り、嬉しく思います。  思い出を綴ってみました。